癌(腫瘍)の種類



関連情報1 「ガンの手術
 早期発見・早期治療が可能ならば、 外科治療のみで完治するガンもあります。   ガンに対する最も一般的な対策は、手術によって、ガン巣(ガン細胞の塊)を体から取り除く外科療法です。主に「拡大根治手術」、「縮小手術」、「内視鏡手術」、「腹腔鏡手術」、「体腔…
関連情報2 「骨肉腫
 歩行に以上が見られた場合には、 直ちに獣医師による診察を受けましょう。 <症状と原因>  骨腫(骨にできる腫瘍)のひとつで、完治の難しい悪性腫瘍(ガン)のことです。7、8歳ぐらいの大型犬が特になりやすく、発症した場合、肺に転移して悪性腫瘍が増え、急速…

鼻腔腫瘍


 多くの治療法を用いて治療を行う腫瘍。
それでも変形した顔が
元に戻る事は大変難しいです。

<症状と原因>
 鼻の長い長頭腫がかかりやすい鼻腔腫瘍は鼻腔や、副鼻腔に腫瘍が発症します。種類は腺ガン、扁平上皮ガン繊維肉腫などがあり、症状は膿性の鼻汁、鼻血、いびき、くしゃみによる呼吸困難。他には眼球突出等の顔面変形が見られます。

 
鼻の内側に出来る主要な為、早期発見が難しく、顔が変形してから来院するケースがほとんどです。タバコの副流煙が原因とも言われていますが、正確な原因は不明です。

<治療の方法>
 主にCT検査により腫瘍の診断をします。外科的切除が難しい部位に腫瘍が発生するので外科手術では腫瘍の一部分を掻き出すのが精一杯です。その為、放射線治療が鼻腔腫瘍の治療法のメインとなります。抗がん剤治療と併用するケースもあります。

脾臓腫瘍


 様々なケースがある脾臓腫瘍。転移す
る恐れがある為、検査は念入りに行います。

<症状と原因>
 脾臓に発症する腫瘍は、良性、悪性のもの、原発性のもの、転移性のものがあり、腫瘍の内の3分の2は血管肉腫であるとされています。お腹が膨れる、腹部にしこりができる。食欲は変わらないなどの症状があり、最悪の場合、脾臓が肥大して破裂し、出血を起こして死亡する恐れもあります。原因は未だ不明です。

<治療の方法>
 転移しやすい症状の為、ルーチン検査、X腺検査、超音波検査、バイオプシー等の検査で転移があるかないかをしらべ、外科的処置が可能であれば腫瘍を切除します。外科的処置以外には抗がん剤療法が行われます。

膵臓腫瘍


 外科的処置により、別の病気を発症しかね
ません。獣医と方針をよく検討しましょう。

<症状と原因>
 膵臓に出来る腫瘍の多くは、インシュリンを分泌するインシュノリーマという腫瘍です。腹部にしこりが確認できるものの、むしろ急激に元気がなくなったり、ふらついたり、歩行異常等の低血糖による症状で発症に気付くケースがほとんどです。他にも嘔吐、食欲不振、腹部のしこり、黄疸、痙攣といった症状が見られます。発症の原因はまだ解明されていません。

<治療の方法>
 ルーチン検査、X線検査、超音波検査等で診断し、低血糖の原因を探します。外科的手術が可能であれば膵臓内の腫瘍を切除します。しかし手術により糖尿病を併発する恐れがある為事前に獣医師とよく話し合いましょう。他の対処として支持療法、抗がん剤投与といった治療法があります。

直腸癌


 愛犬の排便の確認はガンの症状以外の事
に関しても重要です。毎日行いましょう。

<症状と原因>
 直腸の中にポリープ等が出来る事によって、便の通過が悪くなり、増殖性が強い腺ガンを発症するのが代表的なケースです。この腺腫様ポリープによるガンは、リンパ節や肝臓や肺に転移する恐れがあります。

 症状は下血、血便、困難な排便、便の扁平化等である為、比較的早期発見がしやすい腫瘍です。症状が悪化していくと下痢や結腸症を起こし、徐々に痩せていきます。

 発症の原因は食事にあります。低線維食をとることにより、胆汁や脂肪が蓄積し、結腸炎等を起こし、直腸の腫瘍に繋がるとされています。

<治療の方法>
 直腸検査やレントゲン検査、超音波検査、内視鏡検査等を行い診断し、早期であれば外科的切除を行います。早期に切除出来れば完治の可能性が高い病気です。
 他に、化学療法や放射線療法を行うケースもあります。

卵巣腫瘍


 外科的切除により治療が可能です。
脱毛の症状に注意し早期発見しましょう。

<症状と原因>
 卵巣腫瘍には数多く腫瘍の種類が存在します。大きく分類すると、皮質性腫瘍、類組織性腫瘍、卵生腫瘍の3種類になります。中でも皮質性腫瘍の1つ、顆粒膜細胞腫が卵巣腫瘍のおよそ半分を占めています。

 
症状は性周期が不規則になったり、脱毛が見られたりします。症状が悪化すると、腹部が膨張し、嘔吐や腹水も見られます。他の部位に転移する恐れもある為、早期発見を心がけましょう。発症原因は不明です。

<治療の方法>
 触診で腹部の大きなしこりを確認する事ができます。外科的療法により、卵巣、子宮の摘出を行います。術後の転移はあまり見られず、転移がなければ治癒します。

膀胱腫瘍


 早期発見が可能な腫瘍です。メスの愛犬

の飼い主は注意してあげましょう。

<症状と原因>
 尿路系の腫瘍の中で最も多く見られる腫瘍で、オスよりもメスに多く見られ、また、若年よりも老齢に多発します。膀胱腫瘍の代表的な症状は血尿です。早期発見が出来るため、早期治療が可能です。

 
正確な原因は未だ判明していませんが、食べ物(食生活)等の様々な要因によって発症すると考えられています。

<治療の方法>
 まず、血液検査で腎臓をチェックし、続いてX線検査や細胞検査、超音波検査等を行って
膀胱腫瘍の診断をします。切除が可能なケースであれば、外科的処置を行いますが、切除が不可能なケースもあります。抗がん剤や消炎剤が効果をあげる可能性もありますので、これらの処方についても獣医師と話し合って決めましょう。

肝臓腫瘍


 腫瘍の広がり次第で手術が可能か、不可

能かがわかれる腫瘍です。

<症状と原因>
 肝臓はいくつもの葉に分かれています。肝臓腫瘍はその内の1つだけに発生するケース、複数に発生するケース、すべてに発生するケースと3種類に分かれます。腹部がふくらみ、食欲がなくなるのが主な症状です。犬の肝臓ガンの原因の多くは他の臓器で出来た腫瘍が肝臓に転移して発症します。ちなみに、肝臓腫瘍が他の臓器へ転移する事はあまりありません。

<治療の方法>
 血液検査、X線検査、超音波検査等を行い診断し、転移している葉が1葉のみであれば、外科的療法による切除が可能です。しかし、肝臓に広く転移してしまっている場合や、腫瘍のある場所が複雑な場合は手術自体を行うか行わないかを、よく獣医師と話し合って決めます。

消化管腫瘍


 その名の通り、消化器に関わる症状が

見られる腫瘍です。

<症状と原因>
 消化管には様々な種類の腫瘍が発症し、代表的なものだけでも、リンパ腫、リンパ肉腫、脱ガン等があげられます。これら消化管腫瘍の主な症状は、嘔吐、下痢、食欲喪失です。画像検査により診断を行います。

 リンパ腫が原因で発症することもありますが、詳しい原因は未だわかっていません。

<治療の方法>
 外科的処置により、消化管の腫瘍部位と、その周辺のリンパ節を切除します。化学療法も併用して行われる事もあります。

胃癌


 症状はわかりやすいものの、発見時には

治療が難しくなっているケースが多いです。

<症状と原因>
 犬の胃癌は早期に発見されるケースはまず存在しません。ほとんどが発見された段階で進行してしまっています。嘔吐や吐血、急激な体重減少が特徴的な症状です。

 軟便により便が黒くねばねばします。造影検査、内視鏡検査、X線検査などにより、胃に腫瘍があるかどうか、あるならば、それが良性であるか悪性であるかを調べます。

<治療の方法>
 治療する事は大変難しく、外科的切除が行える状態であれば、腫瘍を切除し、切除が不可能であれば、バイパス手術を行い食べた物が腸に流れるようにします。